アラサーニコのこじらせ女子卒業記録

ブログ名は「卒業記録」ですが、脱こじらせ女子を目指して、実際卒業できるよう奮闘記を記録するブログです。

青春なんて

こんばんは。ニコです。


はてなブログを開くと、こんなキャンペーンをやっていた。

特別お題「青春の一冊」 with P+D MAGAZINE
http://blog.hatena.ne.jp/-/campaign/pdmagazine

ちょうど思い当たることがあったので、

今日はこのテーマで書かせていただきます。


私ニコは学生の頃からこじらせていたので、

なんとなく高校で勉強し、

なんとなく大学を受験し、

なんと滑り止め含め全部落ち、

親には申し訳ないけれど、

なんとなく予備校に通って浪人することを決めました。

青春と呼べるはずの数年間をなんとなく過ごしてしまった私。


なんとなく、

なんとなく、

とりあえずグラブ…いやいや。


そんななんとなく浪人生は、

なんとなく予備校に通い、友達ができ、先生も楽しく、満員の電車通学以外は楽しく通えるようになりました。

だからといって、やる気スイッチは入らず、さほど勉強もせず、当然志望校の合格率が上がることもなく、ハイレベルクラスの人を他人事のように眺めながら、悶々としていました。

なんなんだ、私。

どうしたいのか?

何を目指せばいいのか?

なんでこんなになめてんのか?

このまま行って、本当に入れる大学なんかあるのか?

親はそれで喜んでくれるのかな?


予備校の帰り、なんとなく大きな本屋さんに寄りました。

私、どんな大人になりたいんだろう。

今までだって自分なりに考えたりしたのに、よくわからない。

このまま大人になると、ろくな人間にならなそうだけど、どうなっちゃうんだろう。

そんな不安で、大人向けのコーナーを眺めてみました。アダルトじゃないですよ!ビジネス書コーナーです。


本はたまにしか読まないし、

ビジネス書は読んだことがない。

ジコケイハツ?何それ?美味しいの?

という状態で立ち寄りました。

そこで一冊の本を手に取りました。


7つの習慣 ティーンズ


私、こんなグダグダ習慣変えたい!

夢を持って、目標に向かって頑張るかっこいい人間になりたい!

そんな思いで、中身を立ち読み。

ティーンと呼ぶにはギリギリの年齢だったこともあり、私でも易しい書き方とたくさんのイラストでスラスラ読めました。


かの有名な「7つの習慣」ももちろん知りませんでしたが、それを優しくティーンむけにしたこの本に出会い、内容のアレコレに衝撃を受けました。

7つの習慣-成功には原則があった!


え?本に線引いていいの?

習慣ってそんなに大事?

色眼鏡?パラダイム主体?ミッション?相乗効果?WIN-WIN?

当時の私にとっては全てが目新しく、悩めるなんとなく浪人生に人生の指針を示してくれているように思えました。

最強のハウツー本に出会った衝撃でした。


すぐに読み切り、線を引いたり、ワークに書き込んだり、手帳のスケジュールを大きな石から埋めてみたり、何度も読みました。


それでもすぐに行動が特別変わったりはしませんが、私の人生は私次第であるということに気づけました。

そうだ。私大人になるのが嫌だった。

人に合わせて無難に生きてきて、道をそれるのが怖かった。

みんなの平均でいたかった。

本当はみんなより劣っていることは絶対にばれちゃいけないこと。

世の中のいろんなことに冷めていて、自分のことも諦めていたけど、私がそういう目で見ているから、そうにしか見えないだけ。


その後無事に大学生になった後も、社会人になっても、悩んだ時に読み直し、励みにしていました。

そして自己啓発本をよく読むようになりました。

こうして本が増えていきました。


失敗しないためのハウツー本と、

自分を導き、モチベーションを高めるための魔法のような自己啓発本

正解を求めて依存していき、消化しきれない本で溢れかえり、内容は重複することも身に付かず、また新たに取り入れようとする…。


今でもその傾向は残っていますが、だいぶその状態を脱しつつあります。

読んでもいい。買ってもいい。でも読んだだけでは何も変わらないことを念頭におく。マイベストしか残さない。最大でも、本棚のここからここまで。人が来た時に見られても、恥ずかしくない状態に。

(もしも自己啓発本、ハウツー本、恋愛本、スピリチャル系の本が大量にあったら、引くんじゃないかと思ってます)


ありがとうございます。

この本も数年前に卒業しました。

私にとっては初めての自己啓発本

本が与えてくれる元気を実感しました。

自分のことを本気で考えるきっかけをくれました。

それ以後様々な本に出会えたのも、この本のおかげかも。


青春の一冊に感謝。