大事にされたい願望
こんばんは。
ニコです。
今日は住み替え記録の続きを書こうと思っていたのですが、婚活記録に変更しました。
私だって、大切にされたい!
私だって、構って欲しい!
私だって、チヤホヤされたい!
私だって、ありのままを認めて欲しい!
私だって、愛されたい!
私だって、私だって、私だって…!!!
痛々しいけども、自分の奥の深いところで、そんな叫び声がこだましてしまいました。
先日の婚活で知り合った川崎さんとご飯に行ってきました。
せっかく少しは自分に興味を持ってくれた男性なのに、ラインのラリーの時点で、すでに面倒臭くなってました。
「ニコさんの部屋はどんななの?」
あー、また川崎さんか。
はぁ、何が言いたいのかよくわからないけど、返事しとくか。
「え?フツーですよー。」
「ニコの手料理食べたいなぁ〜」
え?よく知らない人の手料理とか気持ち悪くないのかな?
てか、いきなり呼び捨てだし。すぐに馴れ馴れしくなるタイプなのか、そうやって距離を縮めようとしてんのか…?
「そのうちね(^_-)」
ものぐさな私は、どうにか返信。
女子から見れば、ものぐさ感の出てる返信だろう。
そして約束の日。
あ、遅れそう!
いつものようにそう思い、慌てて準備して電車に乗り、携帯の乗り換え検索で、ちゃんと着くかと確認。
あー、ギリギリだな、一応ラインしておこうかな。
…ん?
あれ??
時間間違えた。一時間早いじゃん。
ま、いっか。化粧直して、ウインドショッピングでもしてるか。
5分前に再び約束の改札前に。
人通りの多い駅でした。
一度会っただけだから、お互い顔がわかるか自信ないな〜。
もう待ってたりするのかな。
一周回って、わからなかったので、ラインを送る。
「もう着いてますか?私はみどりの窓口の前にいます。黒いコートを着てます」
未読。
…。
とりあえず待つ。
待たせるのは得意なくせに、待つのは苦手。
しかも寒い。
いまだ未読。
未読スルーかよ?!
私振られたの?
10分待って来なければこの街のオシャレカフェにでも行って帰るか。
電波状況とかが悪くて届いてないのかもしれない。
でも普通遅れるなら連絡くらいするよね?
何かあったのかな。
そんな中、嫌な思い出が蘇る。
--------
ニコ大学生時代。
当時の彼氏と都内の某駅で待ち合わせ。
うちよりも、その元彼の家の方が近い駅でした。
冷たい雪の降る日でした。
元彼、来ない。
寒い中、約束の改札口で、メールしたり、電話したり、返答のないままずっと立って待っていました。
気がつけば30分以上経ち、「ごめん、寝坊した」というメール。
さっさと帰れば良いのに、とりあえず近くのカフェに入り冷え切った身体を温める飲み物を注文。
かじかんだ手が元に戻るころ、ようやく元彼登場。平謝り。
なんか、涙が出てきました。
心配したとかではなく、
どうせ寝坊してんだろうなと思ってました。
「寒かったんだよ?」
「ごめん、ごめん」と謝り「とりあえず、二人でゆっくり話そう」と言って連れて行かれたのがホテル。
ふざけるなーーーーー!!!(怒)
そんなこともありながら、変に我慢強い私は、この男とこの後も長らく付き合ってしまいました。
(のちに婚約解消した男)
--------
そんな失敗を繰り返しちゃいけない。
安い女になっちゃいけない。
帰るか。
もし何か事故でこれないのなら、その連絡が来てから対処しよう。
そう思った時に川崎さんからラインがきました。
「ごめん、寝過ごして〇〇駅。」
…。
「やっぱ私はこの人にとって、この程度の女なんだな」
という思いと
「けど私も結構遅刻する人だし、人のことも大目に見ないとね」
という両方の思いが。
とりあえず、その街で過ごすことにしました。落ち着こう。心穏やかでいるために、寒くないところに移動しよう。それでマッサージでも行って癒されるか?いや、私がお金を使うのも馬鹿らしいな。カフェで美味しそうなおやつを食べて川崎さんに会計させるか?いや先に会計するとこも多いし、今から夕飯の予定だったしな。こんなことなら、やること持ってくればよかったな。
結局ウロウロしているうちにラインが。
「着いたよ。」
「改札前にいる」
え?待たされた私が寒い外を通って、そこまで行かなきゃいけないの?そっちがどこにいるか聞いて来るのが普通じゃないの?
悶々としているうちにライン着信。
「ごめんなさい!!どこにいますか?」
誠実そうなその声に、つい笑ってしまいました。
「大丈夫ですか?駅前の〇〇ビルの3階のインテリアショップにいますよ。」
あー、許してしまった。
謝ったから、いいか。
誰でもミスはする。
ようやく川崎さんと落ち合いました。
聞けば、お店の目星もつけていなかったとのこと。
この寒い時期に、外をウロウロして決めるの?(・Д・)
いや、そういう女性との食事に慣れてないだけかもしれない。
「このビルにも飲食店ありますね。見てみましょうか?」
あまりウロウロせず、すぐに決めるアシストをしたつもりでした。
「いや、通りに出よう。」
数分後。
「寒いなぁ。やっぱ駅に行けば何かあるでしょ。」
この寒い中ウロウロが嫌なんだってば〜。こっちはあなたのせいで余計に待ってるし。気を使ってよ!
そして駅に付随していた飲食店は正直微妙でしたが、もうこの際私はどこでもいいからさっさと座りたかったのです。
ところが!
「俺〇〇は嫌いで、でも△△が食べたいな〜」
それちょっと矛盾してるし。そして私より好き嫌いが多い。
「あ、食べたいものあります?」
いや今更無いから!何でもいいから!あなたの食べられる物をさっさと選んでおくれ!
「ふふ。私は何でも食べられますよ。」
そうしてようやく川崎さんの選んだ店へ。
席について注文したメニューに、結局川崎さんの苦手なものが入っていて、なんだかんだ言っていました。別に店を責めたりはしませんが、一口しか手をつけません。もったいないので私が頑張って頬張りました。
あれこれ話していると、川崎さんのこだわりのアレコレが見えてきました。
私より年上ともなれば、独り身で生きてきた分こだわりが出てくるのも普通だと思いますが、席についてから、今日遅れてきたことへの謝罪はなし。全然申し訳なさそうにはしてませんでした。ここで凹まれてても面倒ですが。
普通に会話しました。
「さ、行きますか。」
会計時、ほぼほぼ割り勘でした。
え?奢らないんだ??
初デートで、年上で、遅刻してきたくせに。
帰り際、川崎さんの入る改札の方が先に着きました。
「じゃ!気をつけて!ありがとね」
スタスタスタ…。
私の入る改札まで送らないんだ。
振り返らないんだ。
そっか。
この人はこういう人なのか。
この人にとって私はこの程度なんだな。
別れてからラインがきました。
「今日は遅刻して本当にごめんなさい!」
言葉だけなんていくらでも言える。
言葉なんて信用できない。
言葉より態度を見たい。
ラインと会った時のテンションが違う人っていますよね。
どっちも嘘じゃ無いにしても、「もっとこうして欲しかったのに」を我慢して一緒に過ごすのは辛い。
川崎さんて、個性的な自分が好きなタイプ。
あまり気を使うタイプでは無い。
別にそれがいいとか悪いとかではなく、
私はそういうタイプと一緒にいたいのか。いれるのか。
そう考えると違うな、と思いました。
そして、私はもっと大事にされたかった、ちゃんと謝って欲しかった、遅刻の代償を何か提案して欲しかった、「寒くなかった?」とか、帰り道とか心配して欲しかった。私が怒ってないか、楽しんでるかとか、もっと気を配って欲しかった。
もっと、もっと、
くれくれくれくれ…。
ああ、自分で書いていて痛々しい。
私はもっと相手にしてもらうことばかり望んでいます。
自分はありのままで認めて欲しくて、
相手には構って欲しいの。
それじゃあ釣り合う訳ないのに。
出会う男が今の自分のレベル。
今の私でも、会ってくれた川崎さん。
私はちゃんと感謝を言葉に、態度にできただろうか。
してくれないことばかりに着目して、より一層面倒くさい女になっていなかっただろうか?
言葉にしなくても、態度に出てる。
まずは自分から変わる。
自分のレベルを上げて、出会う男のレベルを上げよう。
夢ばかりみていないで、地に足つけて。
やるべきことをやっていこう。