「面倒くさい!」に立ち向かう
こんばんは。ニコです。
体調不良が続いていますが、ご飯が食べられるようになってきました。
さてさて、私は根っからの面倒くさがりです。それゆえにこじらせているのではと思ってます。
学生時代、同級生が恋愛やおしゃれに目覚めるお年頃、私にとってはただの面倒くさい事柄にすぎず、ボサボサ頭のすっぴんで、バタバタと通学して、少女漫画みたいな恋愛を経験せず大人になり、痛い思いをしました。
漫画の世界を持ってくるのはちょっと言いすぎかも知れませんが、何しろ無頓着で、クラスでもダサい女子ランキングに殿堂入りで入っていたと思います。たまに気になった男子は、遠くから眺めていただけで十分でした。
もちろん、勉強も、委員会も、学校行事も、面倒くさい。
だから適当になる。
部屋の掃除も面倒くさい。
だから汚くなる。
結果、親に怒られたり、思うような進学ができなかったりして余計に面倒くさいことになる。
当然の報いだと思っているのでさほどへこまず、面倒くさがりのまま大人になりました。
大人になり、社会や仕事がとっても面倒くさいことを知りました。面倒くさいことと引き換えにお給料をもらっているから仕方ないと思ってたけど、時々いっぱいいっぱいになる。
そしてついに面倒くさい男と婚約を解消し、病気になりました。
うつ病というのは、まさしく何もかも面倒くさいと感じる病気でした。でも、何もできず、病気になんかなってる自分のことが一番面倒くさいと感じていました。
治療中「100点を目指さない、80点だって60点だっていい」そう書いた本を読んでも、実際自分の感覚としては30点の自分さえも心の中で褒めなきゃいけなかったのがすごく苦しかった…。
最近、現在の彼氏くんが面倒くさいんです。話していて、とても疲れてしまう。たまに連絡がくるのを「なんでこんな面倒くさいこと言うんだろう」と思ってしまうし、返信するのも面倒くさい。そんな面倒くさいと思う相手とはやっぱりあっていないんじゃないかと、別れようか、でも別れを切り出すのも面倒くさい…と。
そして仕事の方もごちゃごちゃしていますが、先日そのうちの面倒くさいと思ってたことを一つ片付けました。「あれ?」
やってみたら手をつけてほんの数分で終わる仕事で、拍子抜けしました。
取り掛かるのに、自分が精神的に構えてただけ。後回しにしてたから余計に面倒くさくなっていただけ。
実は最近、仕事中もパソコンに向かって「あー、これ面倒くさ…。」と口癖のようになっていたのを自覚していて少し気になっていました。周りの方にも聞こえていたり、何かしら嫌な思いをさせてしまっていたのではと…。
でもこの簡単なのに面倒くさがってた仕事を一つやっただけで、わざわざ面倒くさくしているのは自分なのではと思ったのです。
いつか本屋さんで見かけた本のタイトルを思い出し、帰り道、本の充実しているコンビニに立ち寄ってみました。
あった!!
一冊読んで面倒くさくなくなったらもらいもんだと思い、即購入。読んでみました。
正直、私にとっては読み進めるが面倒くさい本でしたが、面倒くさい解消のためのヒントが幾つも書かれていて、読了することができました。(レビューも賛否両論みたいですね)
内容から、救いになる項目はたくさんありました。
やっぱり面倒くさくしているのは自分でした。
やらなくちゃいけないことなんてない、やりたいことを、自分の気持ちに正直にやればいい。ダラダラしたいのは、身体が休養を求めてるんだから思う存分ダラダラすればいい。しっかり休めば、また動きたくなってくる。
休むときは休む、それも苦手でした。子どものころにたまに体調を崩して、ベットに伏していたり、トイレにこもっていると、母親が近くにきて叱られました。普段から早寝しないからだとか、うがい手洗いがちゃんとできてないとか、部屋が汚いから病原菌がいっぱいあるとか。さらには学校の成績が悪いとか、兄姉はちゃんとやってたとかまで…、逃げられない私を相手に30分くらいお説教を聞かせてくれました。それも母なりの愛情ですが、苦しかったなぁ(^_^;)
そのせいか、大人になって体調悪くなったときにも一人反省会が始まります。あれが良くなかった、これができてない、相変わらず部屋だって汚い…。そうなると、そんなダメな私が寝てるなんて甘えだ、休んでる場合じゃないとか…、万全じゃない身体で中途半端に片付けを始めたりしてしまっていました。
子どもの頃の私も、大人になった私も、母も、あの人も、その時々の精一杯で生きていた。
それを認めて、元気になったらパワフルに動けるように、今はしっかり療養しようと思います。
少し気が楽になりました。
この本ももうちょっと読んでやってみよう。